1、序章: 大窪寺への期待。
初めての大窪寺訪問、先日「雲辺寺」でお会いした方の「おすすめスポット」で、1本1本の木が大きいと言うことと、イチョウが早く紅葉しもみじは後で紅葉する。
とおっしゃっていたので、興味が半分、期待が半分で行きました。
また八十八ヶ所結願(けちがん)の霊場、そして女性の入山が、早くから認められ女人高野としても栄えた「大窪寺」と言う歴史や由来のあるお寺です。
2、大窪寺の基本情報─アクセスと開門時間
住所 | 〒769-2306 香川県さぬき市多和兼割96 |
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電話番号 | 0879-56-2278 |
アクセス | ・琴電長尾駅より車で約30分 ・脇町ICより車で約45分 ・志度ICより車で約40分 |
駐車場 | 100台 |
ウェブサイト | 公式サイトを見る |
大窪寺境内図
お土産物屋の人の話では、納経所は17時までだけど、参拝は24時間できるとの事
お土産物屋さんは朝7時からと8時からで、
夕方16:30までです。
3、訪れる前に知っておくべきポイント─アドバイスとおすすめ
紅葉見頃は、例年だと10月下旬から12月上旬
今年は遅れ気味との事でした。
※夏の気温から秋の気温への変化が急か緩やかかの影響が大きいです。
イチョウの紅葉時期とモミジの紅葉時期が違うので、イチョウかモミジかどちらか決めて見頃を確認した上で行くことをお勧めします。
4、大窪寺への道のり─駐車場から参道・お立ち寄りスポット
駐車場は広くて、たまたま平日だったからか車を余裕で止めることができました。
駐車場について、どの方角に「大窪寺」があるか分からなかったので、あたりを見回したら、地図があったので見てみると「歴史と自然の散歩道」と言う道の案内図ですが、
「大窪寺」がどこにあるか分からなかったです。
それで、人が歩いている方に歩いて行くとわかりました。
駐車場から少し歩くと「飛猿閣」と言う定食屋さんがあります。
ここまでくると「大窪寺」の仁王門が見えます。
「飛猿閣」のところから、まっすぐ歩くと「野田屋(定食屋)」のところにつきます。
お土産も少し置いてます。
そこの斜め前には「八十八庵(うどん屋)」があります。
そして「八十八庵(うどん屋)」の横には立派な休憩所があります。
休憩所にはカフェの入った直売所が併設されています。
帰りに寄ったのですが、直売所は閉まってました。
ここには、大きな目立つモニュメントがあります。
「リユース」「ボランティアスタッフ」で運営することを基本にした施設」との事です。
あこがれだった望遠鏡、昔懐かしい望遠鏡などが展示されています」との事なのでみてみたかったです。
5、大窪寺周辺の道ー遍路道・小川のせせらぎの道
「大窪寺」周辺には「遍路道」と「小川のせせらぎの道」があり
【遍路道】は
讃岐遍路道にはこれまでに、県内の曼陀羅寺道(まんだらじみち)、善通寺境内、根香寺道が指定されていて
大窪寺遍路道は87番札所長尾寺(さぬき市)から、大窪寺を結ぶ道のうち約1・5キロの区間で、舗装されていない幅1メートル~1・5メートルの道が続きます。
沿道の約109メートルごとに置かれた「丁石」や、遍路の途中で亡くなった人を弔う「遍路墓」など、沿道に石造物が多く残ることなどが評価された。石造物も史跡に含まれるという事です。
そして、歩くルートは3つあって
1️⃣ 旧遍路道(江戸時代から)。額峠を通る遍路道。
2️⃣ 四国のみち。来栖渓谷、女体山を経て大窪寺 至る遍路道
3️⃣ 多和神社を経て太郎兵衛館を通る遍路道。
以上の3つあるとの事ですが、歩くと言うことはどの道選んでも大変そうです。
【小川のせせらぎの道(7,7km】は
前山ダム〜来栖渓谷〜譲波(ゆずりは)休憩所〜太郎兵衛館(たろべえかん)〜女体山〜大窪寺までの道です。
前山には「前山おへんろ交流サロン」があり、お遍路さんたちの情報交換や地域住民との交流の場になっていルトのことです。また、四国遍路の歴史を感じさせる貴重な資料も展示されているそうなので、機会があったら寄ってみるのも良いでしょう。
6、大窪寺のシンボル─仁王門・大師堂・本堂・二天門の魅力
「仁王門」は「大窪寺」に初めて来たのですが、とにかく大きくて目立つし最初に印象に残る建物です。
そして「仁王門」の裏側にはなんと、大きな大きな「わらじ」がありました。
こんな大きな「わらじ」は見たことがなかったです。
「大師堂」の横には「お遍路さんの「顔出しパネル」もありました。
ここが「大師堂」です。
ここの地下には八十八ヶ所の「お砂踏み」をするところがありますが、この時は自分は紅葉のことでいっぱいで行くことはしなかったです。
「お砂踏み」とは、足の弱い方、時間のない方でも四国霊場を巡拝したのと同じことになるように、各霊場の砂を置いてるところです。
いよいよ、「本堂」です。礼堂と中殿、多宝塔の奥殿があります。この奥殿に本尊・薬師如来と三国伝来の錫杖が安置されていルトのことです。
この時は礼堂で参拝しただけに終わりました。もし行かれる機会があれば行ってみてください。
「本殿」は格式と歴史のあるお寺さんそのものです。
そして「野田屋」さんの横の階段を上がっていけば、「二天門」です。
「二天門」も歴史と風格のあるすごい門です。
7、宝杖堂─金剛杖に想いを寄せて
「本堂」横には「納経所」そして、その隣が「宝杖堂(ほうじょうどう)」です
「同行二人」を共にした金剛杖などは、大師堂脇の「宝杖堂」へ奉納されます。
八十八箇所巡って、最後の最後にたどり着く寺「大窪寺」そして杖を納める「宝杖堂」
特に歩いて八十八箇所巡った人には、なんとも言えない大切なお寺さんになることでしょう?
自分ももっと年老いたら「お遍路さん」しても良いかも?なんて思いました。
紅葉はというと、ご覧のありさまです。
8、四季の彩り─紅葉が描く美しい風景
1️⃣ まずは「本堂」前にある、この大きなイチョウ、今が見頃ギリギリと言う感じで素晴らしかったです。
みなさんここで思い思いに記念撮影してました。
そして、そのイチョウの木の近くに、誰が作ったのかイチョウの落ち葉でハートマーク
これには恐れ入りました。こんな発想自分にはなかった。
2️⃣「二天門」ここも記念撮影する人多くて、結構待って撮影しました。
「二天門」と紅葉、欲を言えばもう少しでいいから紅葉してくれてると綺麗なんですけど?
遠くから「二天門」を撮影するのも良いですけど、「二天門」から撮影するのもまた味があります。
人が多くてシャッターチャンスは少ないところがポイントです。
3️⃣ 帰りに「仁王門」のところから、綺麗に赤くなってるモミジを見つけたので撮影してみました。
9、次に期待を抱かせる風景─次はモミジが色づいた時に!?
境内で「本堂」と「イチョウ」これでモミジが赤く染まってくれてたらと思うと‥
「本堂」の周辺のモミジはご覧の通りです
「二天門」の近くで撮影しました。
階段下から「二天門」を撮影しましたが、ここもまた赤く色づいてる時ならと想いをはせます。
そして、今回で1番気になるのが、「大窪寺」の後ろの「女体山」です。
もし赤く染まっていたらと思うと‥
10、まとめと次回への期待─四季を感じる大窪寺
大窪寺の秋、紅葉がまだその真っ盛りに達していなくても、イチョウの黄金が訪れた者の心を満たす美しい一日でした。
初めて訪れた大窪寺、山間にたたずむ静かな場所は、まさに心の癒しの空間。イチョウの葉が黄金に輝く中、境内にたたずむ「大師堂」と「多宝塔」が幻想的な風景を作り出していました。
女体山の麓で出迎えてくれたのは、まだ赤みを帯びたモミジではなく、イチョウの黄金が織りなす光景。訪れた者を静かな感動に包み込みながら、まだ見頃を迎えていないモミジへの期待を募らせました。
写真に収めたイチョウの美しさが、次なる冒険への胸の高鳴りを予感させます。大窪寺の秋、イチョウの黄金が心に灯した感動の灯火は、これからも私たちの心を温かく照らし続けることでしょう
※ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
“四国の神秘に包まれた旅。歴史と伝説の地へようこそ。“
四国では、香川県のうどんや高知県のよさこい祭り、徳島県の阿波踊りなど、地域ごとに異なる魅力が広がっています。四国での旅行を楽しんで、素晴らしい思い出を作ってください。