安居渓谷を訪れるあなたへ
7月30日(火)
『安居渓谷』は[やすいけいこく]と読みます。
西日本最高峰の石鎚山系から流れ出る安居川が作り出した、息をのむような渓谷美を体験してみませんか?
特に、**「仁淀ブルー」**と呼ばれる、エメラルドグリーンに輝く水が印象的な安居渓谷は、日本屈指の美しさを誇る渓谷の一つです。
壮大な風景と歴史ロマンが広がる!安居渓谷の魅力
安居渓谷の魅力は、何と言ってもその透明度の高い水です。青みがかった川石と相まって、まるで天空の世界に迷い込んだような感覚に。10kmにもわたって続く渓谷美は、訪れる人を魅了し続けています。
特に、**「飛龍の滝」** **「水晶淵」** **「砂防ダム」**です。季節や時間帯によって青や緑に色を変える様子は、まさに自然が作り出した芸術作品。その美しさは、言葉では言い表せないほどの感動を与えてくれます。
安居渓谷へのアクセス方法
自家用車でのアクセスと駐車場情報
自家用車での行き方は国道439号線から県道362号やすい公園線の狭い道が続きます。
『ナビ』『Googleマップ』で『宝来荘』を目的地に設定するといけます。
駐車場は『宝来荘』前にあります。
紅葉シーズンとかの混雑時は道が狭いので車のすれ違いや、駐車場に止めれないかもしれないので気をつけましよう。
公共交通機関でのアクセスの詳細
バスとタクシーで行けないことはないらしいですが、1日の本数が少ないので自家用車がおすすめです。
詳しくは『仁淀ブルートリップガイド』さんのホームページで確認お願いします。
https://niyodoblue.jp/
仁淀ブルーの特集を紹介いたします。高知県の「奇跡の清流 仁淀川」とその流域6市町村(仁淀川町・越知町・佐川町・日高村・いの町・土佐市)の観光情報をお届けします。
通行止め情報と通行規制情報
『宝来荘』近くに『週間規制予定』と『通行制限時間表』の看板があったので行かれる時は確認してから行かれることをお勧めします。
遊歩道も自然との一体感を味わえる
渓谷内には、遊歩道が整備されており、ゆっくりと渓谷美を満喫することができます。
遊歩道には、小石・少し大きめの石などが多いのでスニーカーだと疲れるかもしれないのでトレッキングシューズの方が良いような気がしました。
私はスニーカーで行きましたが石があるところは石の形を靴底が拾って痛かったです。
景観への配慮も感じられ、心ゆくまで自然と触れ合うことができます。
安心の滞在も!「宝来荘」で渓谷を満喫
渓谷内に位置する「宝来荘」では、食事や宿泊が可能です。渓谷美を眺めながら、地元の食材を使った料理を味わったり、ゆったりと休息を取ったりすることもできます。
圧巻の渓谷美と見どころが満載!安居渓谷の魅力を余すところなく紹介
安居渓谷の魅力は、その渓谷美だけではありません。
『飛龍の滝』 『水晶淵』『砂防ダム』これらの見どころを巡りながら、安居渓谷の魅力を余すところなく体験することができます。
そして、これを知っていれば、『安居渓谷』をもっと楽しめるだろうと思うポイントもいくつかあるので、それもこのブログではご紹介します。
私が行った経路についてと、見どころの位置については下記の地図がわかりやすいのでアップしました。
ー『仁淀ブルートリップガイド』さんのホームページよりー
せり割洞穴近く
遊歩道を歩き始めて最初に出会うのが『せり割洞穴』です。
しかし、遊歩道からは見えません。
写真の右側手前にあるらしいです。いつかは行ってみたいところです。
水晶淵
次は、仁淀ブルーを代表するスポット『水晶淵』です。
深いところは3m くらいあり、水は冷たいです。
しかも、この水の透明感!
『水晶淵』は安居渓谷の中でも最も美しい『仁淀ブルー』を堪能できる場所とのことです。
季節や時間帯、見る角度によって青や緑に色を変えます。
ちなみに私が行った時間は、14時前です。
トレッキング
『水晶淵』近くに、1億7千万年前の『フィリピン海プレート』が顔をのぞかせてます。
ここは昔は海だったと言うことですね。これにはビックリ🤩
背龍の滝
『背龍の滝』ゴツゴツとした岩肌で落差60mの滝です。
この滝なんと、道路の向こう側にも滝があります。
なぜか、目線に蜘蛛の巣があったので撮影してみました。大きくて綺麗な形の蜘蛛の巣でした。
砂防ダム
そして『砂防ダム』:素晴らしい景観です。
そして『仁淀ブルー』を堪能できます。『水晶淵』と同じくらい青いです。
大雨の後は、人間が作った滝が見れます。水のカーテンのようなのが見えるのでしょう
そして、ダムの下にできた水の溜まり場は、深いところは7mあるとのことです。
どう見てもそんなに深いとは思えないです。
秋は綺麗そうですが、土日は人が多く観光バスも入ってくるみたいです。
秋に機会があったら来てみたいです。
『砂防ダム』のすぐ側まではいけませんが、90歳くらいのご高齢の方も、一度は見ておきたいと言うことで来られることがあるそうです。
『安居渓谷』は魚はほとんどいなくて、『あめご』くらいしかいないらしいです。なんと『あめご』は肉食(虫を食べて生きていく)だからだそうです。
乙女河原
『乙女河原』まで来ました。ここから『飛龍の滝』まで往復40分の道のりです。
『飛龍の滝』に行くには、この沈下橋を渡っていきます。
トレッキング
安居渓谷は緑色片岩とかピンク色がかった石が多いとのことです。
この石は緑色片岩です。
緑色片岩ばかりでピンクがかった石は見つけられなかったです。
この石は人工物で銅を作るときに使う精錬機の一種だそうです。結構見つかるみたいです。
愛媛の人としては、『銅』と聞けば『別子銅山』をすぐに思い浮かべるのですがね。
『乙女河原』は泳ぐと気持ちいいそうです。
しかも『乙女河原』は流れが緩やかです。水着もってきたら泳げたのに残念😢
では、沈下橋を渡って『飛龍の滝』へ向かいます。
トレッキング
途中で何故か乙女の像がありました。
地元の彫刻家が「なんでここにたてたんだろう」と思ってもらいたくてたてたらしいです。
台座の後ろには「この乙女の像ー泉ーは山柴水明の象徴として多くの方のご好意いより、ここに建立するものです」と書かれてましたが、
一説には乙女河原だけに乙女の像にしたらしいとのことです。
トレッキング
『三つ葉葵』は『絶滅危惧種』とのことです。
この日は全く見つけることができなかったです。見頃は過ぎてるみたいです。
代わりに『双葉葵』を何とか見つけたのと『水弾きそう』には出会いました。
『三つ葉葵』の見つけやすい時期は、5月ぐらいとのことですが、そんなに簡単に見つけられるとは思えなかったです。
この辺りには苔むした大きな石が多かったので撮影してみました。
この辺りでは、その昔薬草を作ってたとのことです。
これは意外でした。薬草を作ってたところを初めて知りました。
昔と言っても昭和初期くらいまでらしいですけど、この辺りでは「土地を持ってないと結婚できなかった」と言うことです。
初めて聞いた話なので驚きました。
『飛龍の滝』に行く途中で水たまりを発見しました。
大水が出たときに上から魚が流されてくるとのことです。この時は「はや」がいたのですが、撮影には失敗しました。
飛龍の滝
カメラマン
『飛龍の滝 』は落差30mの2段の滝で、龍が飛び立つような姿が特徴です。
昭和32年まで立ち入り禁止だったと言うことなので、まだまだ知られてない滝の一つかもも知れません。この日はたまたま人が少なくて貸切状態だったので良かったです。
『飛龍の滝 』は 冬は滝壺が凍るので、それを見にくる人もいるそうです。
この滝が凍ったら、どんな風景だろうと興味が湧いてきます。
『飛龍の滝 』は僧が修行に来るところでもあるそうです。 水深はそんない深くなく腰くらいとのことなので、ちょうど良いのかもしれません。
『飛龍の滝 』の水の色は「仁淀ブルー」と言うよりは独特な水の色をしています。
『飛龍の滝 』は雨が降った後だと他にも水が流れて幻の滝が現れるとのことです。
雨上がりや冬に来てみたいですね。興味をそそられました。
『飛龍の滝 』の横には展望台があります。人が多い時は結構待つみたいですが、この日は誰もいなかったので、すぐに行くことが出来ました。
これは「中央構造線とみかず構造線」の断層で、この上にも集落があるとのことです。
ここからは『飛龍の滝 』から帰る途中のことですが、石がマルマル苔で覆われてるのを発見しました。ここには、苔の専門家が来て調査してることもあるとのことです。
トレッキング
黒の地層と白の地層が交互になっているところを発見。なんと1cm1000年から1万年 海から来た地層と陸の地層が混じっている珍しい地層も見えます。
荒男谷
カメラマン
『荒男谷』読み方は「あらおだに」と読みます。
『荒男谷』を上から見るとこんな感じです。
それにしても澄んだ水です。この水の中はキラキラしてるように撮れるとのことです。
ゴープロとかあったらなと思いました。
『荒男谷』は午後4時くらいの西陽が当たっている時が綺麗😍とのことです。それにしても 鏡のような水です
このあたりの石は、1億何千年まえの地震で岩が落ちて砕けて小さくなっているとのことです。上流から転がってきて小さくなってるのとは違ってました。
この辺りは結構深くて頭までズボッと浸かるそうです。
それにしても、綺麗すぎてどこが水やらわからないです。
そして、午前中もお昼も見えないこのグリーン。これぞ「仁淀ブルー」と言う感じです。
ここが綺麗な緑に見えるのは午後3〜4時のこの時間だけの緑です。
この緑,清流では四国で1番。面河渓谷、祖谷渓谷とは違います。
ここは雨が降っても次に日くらいには緑になるけど「祖谷渓谷」は雨が降っても1週間ぐらいたたないと水が綺麗にならないとのことです。
この辺りには伝説も結構あるみたいです。
その中の1つ
「浦島太郎伝説」山の中に乙姫様が竜になってここにいたら浦島太郎が鶴になってきて鶴亀伝説になる
もう1つは
真田幸村を助けた人物の関わっている神社があってずーっと隠してきた。
まだ他にもあるみたいです。
ここに、パラソル立てて冷たい飲み物が飲めると最高ゆっくりできると思いました。
水の色も最高に綺麗な「仁淀ブルー」でした。
GWやお盆前後、11月の土日祝は大変混み合うとのことです。
まとめ|安居渓谷で忘れられない思い出を
石鎚山系の豊かな自然が育んだ安居渓谷。透明度の高い水が作り出す絶景は、まさに日本の秘境。
飛龍の滝や水晶淵、砂防ダムなど、見どころも満載です。都会の喧騒を離れ、安らぎを求めるあなたへ。安居渓谷で、大自然のパワーを感じてみませんか?
安居渓谷の注意点とマナー
◎ゴミは必ず全てお持ち帰る。
◎県立公園ですので、植物の採取や石の持ち帰りなどはしない。
◎安居渓谷内では、トイレは宝来荘にしかありません。散策の前にお済ませください。
安居渓谷の美しさだけでなく、にこ淵や中津渓谷でも仁淀ブルーの絶景を楽しめます。3つのスポットを巡る旅の詳細は、こちらからご確認ください。