イントロダクション
仁淀ブルーとは?
仁淀川の透き通るような美しい青、通称『仁淀ブルー』。その神秘的な青さは、訪れる者に感動を与えます。今回は、その仁淀ブルーを体感できる代表的な3つのスポット、にこ淵、安居渓谷、中津渓谷を紹介します。
仁淀ブルーとはどこのこと?
高知県のほぼ中心を流れる仁淀川は、西日本最高峰の石鎚山に源を発し、124kmに渡って土佐湾に流れ着く、四国3大河川の一つです。
国土交通省が発表する「水質が最も良好な河川」に、これまで過去8回も選ばれています。(2022年時点)そのリゾート地の海辺を思わせるような透明度、エメラルドグリーンともターコイズブルーとも呼べるような「青」の美しさをネイチャーカメラマンの高橋宜之氏が「仁淀ブルー」と呼び始め、その名が知られていったと言われています。
ですので、「仁淀ブルー」とは特定の場所のことを指しておらず、この川のきれいさを表現した仁淀川のキャッチコピーのようなものです。特にその透明さが際立つのは、仁淀川の上流にある支流の川です。
数々の支流がありますが、いの町にある上八川川・枝川川・小川川、仁淀川町にある土居川・安居川・中津川のあたりは、特に美しいブルーが見られます。
さらに上流域では、急峻な山間を流れる川が渓谷をつくっており、美しく雄大な景観を楽しむことができます。ー仁淀ブルー観光協議会ホームページよりー
青く見える秘密㊙️
一般的に、不純物の少ない透明な水は、光の波長が長い他の色を吸収してしまい、波長が短い青い光を反射するので、青く見えます。
仁淀川は、急峻な地形で流れが速く、不純物がとどまりにくいうえ、比較的水温が低くて藻が繁殖しにくいため、高い透明度を維持していると考えられます。また、河川流域には長い年月をかけて押し固められた硬い岩石が多いため、破片や泥が少ないのも特徴です。
その中でも、仁淀川周辺に多い「緑色片岩」という薄い青緑の石の数々。川床の石が青みがかっていたり白っぽいものが多いと、より青が映えます。
川底にこの緑色片岩が多くあること、こういった地質の影響も、青く見える要因の一つと考えらます。ー仁淀ブルー観光協議会ホームページよりー
にこ淵 – 神秘の滝壺
にこ淵の魅力
にこ淵はまるで神秘のような滝壺。その澄んだ青色は、まさに『仁淀ブルー』を象徴する場所の一つです。滝の音に包まれながら見る青の美しさは一見の価値があります。
階段が急で一段の高さが30cmくらいあるので、滑りにくい靴や動きやすい服装をお勧めします。
にこ淵の体験談
にこ淵にはトイレがないので手前にあるトイレで済ませて行った方がいいです。
そして駐車場もきっと土・日・祝日だとにこ淵入り口より遠いところに停めることになるだろうと思います。
入り口からにこ淵までの階段は降りるのは容易いで『にこ淵』にたどり着くと、まずは滝の音が静かに響き渡り、その音に誘われるように足を進めました。滝壺周辺はゴツゴツした岩が多く、人もそれなりにいたので、思うようには動けなかったです。
写真撮影しようにも三脚を建てられるような状態ではありませんでした。それでも撮影する場所を変えると青色だったりエメラルドグリーンみたいに見えたり、不思議で不思議でたまりませんでした。
しかし、帰りは階段上がるのが大変でした。ゼーゼー言ってました。
それでも、自然の神秘を感じる場所です。
にこ淵アクセス情報
この案内標識、西条方面からだとわかりやすいのですが、高知方面からだと見落としやすいので、ストリートビューをアップしました。
土・日・祭日はかなり混み合うと思うので、駐車場情報の確認はしといたほうが良いです。
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- 車でのアクセス: 伊野ICから約60分
- 公共交通機関でのアクセス:
JR伊野駅から
→とさでん交通バス「長沢」or「土居」行き乗車
→乗車約50分『程野入口』or『土居』下車
→グリーンパーク方向へ徒歩約20分
にこ淵おすすめの時間帯
おすすめの時間帯はお昼前後で、おじさんの足で所要時間は1時間くらいでした。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
安居渓谷 – 圧巻の仁淀ブルー
安居渓谷の魅力
安居渓谷は四季折々で異なる顔を見せる自然の宝庫。特に夏の渓流は涼しさと美しさが調和し、青の色合いが際立ちます。秋の紅葉と青のコントラストも見逃せません。
見どころ満載の渓谷散策ができます。フォトスポット以外にも知っていればもっと興味が湧く渓谷散策ができることもありました。
安居渓谷の体験談
安居渓谷を歩き始めると、やっぱり夏です。汗をかいて熱中症にならないように水分補給して、そしてまた汗をかいての繰り返しをしながら散策しました。
水の流れが緩やかになった場所では、『仁淀ブルー』の水が静かに広がっており、思わず手を伸ばして水に触れてしまいました。冷たく、心地よい感触です。
道中では、『水晶淵』『砂防ダム』『飛龍の滝』などの絶景ポイントもさることながら、
地層や植物などのあまり知られてない『安居渓谷』の魅力も発見できて、充実した散策ができました。
安居渓谷アクセス情報
自家用車での行き方は国道439号線から県道362号やすい公園線の狭い道が続きます。
『ナビ』『Googleマップ』で『宝来荘』を目的地に設定するといけます。
駐車場は『宝来荘』前にあります。
バスとタクシーで行けないことはないらしいですが、1日の本数が少ないので自家用車がおすすめです。
詳しくは『仁淀ブルートリップガイド』さんのホームページで確認お願いします。
『宝来荘』近くに『週間規制予定』と『通行制限時間表』の看板があったので行かれる時は確認してから行かれることをお勧めします。
安居渓谷おすすめの時間帯
おすすめの時間帯はお昼頃から15時、16時ごろまで、おじさんの足で所要時間は2時間ほでです。
詳しくは、こちらの記事でご覧ください。
中津渓谷 – 渓谷めぐりも温泉も楽しめる
中津渓谷の魅力
中津渓谷は、自然が生み出した彫刻のような渓流が見どころ。水の流れに沿ってできた形状はまさに自然のアート。その透明度と青の色合いは、『仁淀ブルー』の魅力そのものです。
『雨竜の滝』で圧倒されましたが、散策だけでなく『中津渓谷 ゆの森』で温泉を楽しめるところも中津渓谷の特徴です。
また、冬には『中津渓谷仁淀ブルーフェスタ』も開催されています。日中とは違った仁淀ブルーが見れます。
中津渓谷仁淀ブルーフェスタの記事はこちら
中津渓谷の体験談
中津渓谷に行くとまずは「近くの駐車場が空いてない!どうしょう」というところから始まりました。
そして『雨竜の滝』までは思ったより楽に行けて、滝のしぶきが飛んでくるほどの迫力にしばし見とれてしまいました。滝の音が耳に心地よく響き、調子に乗って撮影しまくりました。
『雨竜の滝』に行く途中、川で水遊びしてる方達が気持ちよさそうでした。もちろん川の色は『仁淀ブルー』です。
しかし、『雨竜の滝』『展望台』『竜宮渕』まではなんとか行けましたが、
『竜宮渕』から『石柱』までの約350m行きは遊歩道で行きましたが、ここまで来ての登り下りはキツかったです。
遊歩道入り口まで帰って『笑美寿茶屋』さんでいただいた、高知県限定の『文旦アイス』は絶品でした。皆様もぜひご試食してみてください。高知県にしかないアイスクリームです。
中津渓谷アクセス情報
おすすめはマイカーです。公共機関だとどうしても本数が少ないので注意が必要です。
中津渓谷の駐車場は、渓谷入り口は3台分しかありません、100m手前の旧名野川小学校校庭が解放されており、30台ほど止めることが出来ます。
旧名野川小学校への入り口のストリートビューティーをアップしときます。
トイレは駐車場前にあります。
ここでトイレはすまいておかないと、この先、渓谷内にはトイレはありません!
引地橋はおでんが有名、おでんだけではなく、鮎やアメゴ塩焼き、うどんそばなどメニューが豊富です。
実は、愛媛の方から中津渓谷を目指していくと、この辺りでトイレに行きたくなって、公衆トイレ探している時に見つけました。
『ドライブイン引地橋』の横に公衆トイレがあります。
中津渓谷おすすめの時間帯
おすすめの時間帯はお昼前後で、おじさんの足で所要時間は2時間少々です。
詳細は、こちらの記事でチェックしてください。
フォトギャラリー
まとめ – 仁淀ブルーの魅力を再発見
仁淀ブルーを象徴する『にこ淵』、『安居渓谷』、『中津渓谷』は、それぞれ異なる美しさを持ち、まさに自然の宝庫。どの場所もその青さに心が洗われるような体験でした。次回はまた違った季節やスポットを巡ってみたいと思います!
次の旅行先を決める際は、ぜひ私の他の記事や下記のサイトのモデルコースも参考にして、仁淀ブルーの旅をプランニングしてみてください。
仁淀ブルーモデルコースのリンク
仁淀ブルーモデルコース参考サイト 高知観光。旅行の際にお役立てください!
1日で仁淀ブルーを巡るプラン、各スポットからスポットまでの所要時間が書かれた、ルートが紹介されています。詳細はこちらからご覧ください。
ダイナミックな仁淀ブルーを五感で楽しめるコースが紹介されています。詳細はこちらからご覧ください。
写真好きな方は『仁淀ブルー国際写真コンテスト』も開催されていますので応募するのもいいんじゃないでしょうか?
詳細は、下記のURLよりご確認ください。